休みはシフト制なので不定休。祝日も土日も昼も夜も関係ありません。
生活リズムがぐちゃぐちゃでした。
肌も荒れるし、風邪もひきやすい。動きっぱなしと力仕事が続いて腰を痛める。かといって風邪でも体調不良でも休めません。
看護師が休めない理由:常に看護師不足
病棟の看護師は常にぎりぎりの人数。
自分が風邪や体調不良で休むと、他の看護師の受け持ち人数はさらに増える、負担がかかると思い休めませんでした。
日勤を休むと日勤の看護師から1人人数が減るのですが、夜勤を休むとなると自分の代わりに誰か夜勤をやらないといけません。
ただでさえしんどすぎる夜勤。代わってもらうなんて心苦しすぎます。
そして日勤・夜勤のシフトも決まっているのに、夜勤を代わりに誰かにやってもらうとなると看護師全体のシフトの変更も必要になります。
多くのスタッフに迷惑がかかる…と思うと休めませんでした。
風邪薬を先生に処方してもらう看護師、体調不良で病棟で点滴をしてもらう看護師もいました。
体調不良で休むと上司や先輩看護師から「自己管理がなっていない」と言われていることもあります。
こんなに身をけずる仕事で自己管理がなってないって…じゃあどうすれば良いのか教えてほしいと思いました。
家に帰ったらご飯を作る気力もありません。面倒くさくてコンビニ弁当で済ませたり外食ばかりしていました。バランスの良い食事をと患者さんに指導していますが、自分は全然なっていません。
ストレスもたまりにたまって、ストレス発散でよく飲みに行っていました。
そしたらさらに肌もあれて、また体調を崩して。悪循環でした。
病棟で勤務している時は年に何度も鼻かぜ、喉かぜにかかっていました。
鼻かぜは風邪薬で落ち着くのでまだ良いのですが、喉かぜが最悪です。のど飴やトローチで少しはましになりますが、気休め程度。
患者さんやスタッフとコミュニケーションをとっている時間が多いので、話すときは喉に激痛。会話が終わったら休憩室に駆け込み止まらない咳をしていました。
患者さんが急変したり亡くなったり、先輩に怒られたりすると心にストレスがかかりずっと緊張しっぱなしなのですが、風邪を引いて体調が悪いときはいつも以上にずーんと重くのしかかりました。
身体と心の健康って繋がっています。
身体と心へのストレスが重なると、自分の感情がどこかに飛んでいったような感じになりました。ただ看護業務をするだけ、機械のようにこなすだけ。
「大丈夫、また明日からいつも通り働ける」と言い聞かせて眠っていました。
次の日になったらいつも通りの時間に起きて、病棟に向かいました。
「仕事だから行かないと」と思い、どんなに風邪でつらくても体調が悪くても。心身ボロボロでも行くしかないと思っていました。
ズタボロでもなんとか続けられたのは同期がいたから
ただ、当時は悩みやグチを聞いてくれる同期や友達がいたから続けることができました。
おそらく誰とも悩みやグチが共有できず、そのまま仕事を続けていたら病気になっていたと思います。
最初は悩みやグチを言うのもなんとなく抵抗がありました。自分の内面を伝えるのに抵抗があるのと、自身で解決するものじゃないのかと思う気持ちもありました。
でも実際はそんなことなくて、正直に悩みやグチを伝えると共感してもらえたり、そんなこと思ってたの!?と笑われたり。自分の悩みなんかがちっぽけなものに感じました。
表現することで解決できることもあるし、解決できないことでも共有するだけで楽になります。
「自分には仲間がいる、1人じゃないんだ」と思うとほっとしました。自然と笑顔になれました。
身体と心へのストレスが重なって、自分の感情がどこかに飛んでただ看護業務をこなすだけだったのが、感情を取り戻せたような気持ちになりました。
病棟でのフルタイム勤務から訪問看護師へ転職
そして病棟看護師を退職、訪問看護へ転職し、昼のみの仕事をするようになりました。
病棟勤務の時と比べるとストレスはかなり減っています!
ナースコールや業務、時間にも追われずせかせかしない。嫌味ったらしいグチグチ言ってくる先輩看護師もいない。
朝起きて夜眠る生活って最高です。
時間にゆとりがあるので料理もして良いバランスの食事が食べられる、肌荒れもしない。
転職してから風邪を一度もひいていません。
病棟でフルタイム勤務の時は、年に何回も風邪や体調不良があったのに、生活を変えるだけでこんなに心身健康でいられるんだと自分でもビックリしています。
生活リズムってとても大切なんだと身にしみて感じています。
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日勤・夜勤フルタイム勤務が大変、ツラい、辞めたい、働き方を変えたい、他の働き方ができれば…と考えている方へ。
私は労働だけではない収入を得られるようになったことで、マイペースに看護師ができ、楽に生きられるようになりました。
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