&a暑くなると熱中症って言葉をTVやニュースで聞くことが多くなると思います。
なんとなくのイメージはあるかと思いますが、熱中症とは、種類、対応、予防方法ついて説明します!
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熱中症ってなぜ起きる?
熱中症は暑いときに生じる健康障害の総称です。
体内ではいつも熱が作られており(産熱)、この熱を体の外に逃がすことで(放熱)体温は36℃~37℃に保たれています。
運動など体を活発に動かすと筋肉でたくさんの熱が作られ、体温は上がります。
しかし、活発に体を動かさなくても、暑いところにいたり、日差しや照り返しで体温が上がることがあります。
熱中症の種類 熱失神
体温が上がると、皮膚の表面に流れる血液の量が増え、体内の熱を体の外に逃が。
血液が皮膚の表面全体に行きわたるため、一時的に体内の血液が足りなくなり、血圧が下がることがあります。
その時、脳に十分な血液が送られず酸欠状態になり、めまいや立ちくらみを起こしたり、意識を失うことがあります。
これが熱失神です。
熱中症の種類 熱疲労
激しく体温が上昇するときには汗をかくことでも体内の熱を外に逃がしますす。
汗をかいて体内の水分を失ったとき、十分に水分を摂らないと脱水状態になります。
脱水状態が続くと全身倦怠感、悪心、嘔吐、頭痛などの症状がみられるようになります。
これが熱疲労です。
熱中症の種類 熱けいれん
汗は血液から作られます。
汗が蒸発することで、効率よく体の中の熱を外に逃がし体温を下げることができます。
汗の中には、電解質(イオン)が含まれており、汗をかくと水分だけでなく電解質も失われます。
汗で最も失いやすい電解質は血液中に最も多いナトリウム、塩分です。
汗をかいた時に水だけを飲んで塩分を補充しないと、塩分が不足します。
塩分は筋肉の収縮を調節する役割があるため、塩分が足りないと手足がつるなど、筋肉のけいれんを引き起こすことがあります。
これが熱けいれんです。
熱中症の種類 熱射病
さらに体温が上がり、体温を調節する働きが追いつかなくなると、脳の中枢機能に影響が出ます。
意識障害(意識がない、反応が鈍い、様子がおかしい)やふらつき、倒れることもあります。
これが熱射病といいます。とても危険な状態です。ショック状態になることもあります。
熱中症になったらどうする?
意識がないときは救急車
意識がないときは救急車を呼びましょう!
意識がない時に無理に水を飲ませると、上手く飲み込むことができず、窒息や誤嚥の危険があるので水を飲ませないように!!
救急車が来るまでに涼しい場所に避難し、服を緩め、濡れタオルなど冷たいもので体を冷やしましょう。首、腋の下、太ももの付け根は太い血管が通っており冷えやすいです。
意識があるときの対応方法
意識があるときは涼しい場所に避難し服を緩め、上記と同様、冷たいもので体を冷やしましょう。
水分を摂取できそうであれば、摂取してもらいましょう。
水分は電解質、塩分も補給できるスポーツドリンクや経口補水液が良いです。
摂取できなければ医療機関を受診しましょう。
水分摂取後に症状が良くなったら、安静にゆっくり休みましょう。
外にいる場合は帰宅、自宅にいる場合はゆっくり過ごしましょう。
水分摂取後も体調が悪ければ医療機関を受診しましょう。
熱中症は予防が大切
暑いときは予防的にスポーツドリンク、経口補水液を飲むことで熱中症を予防できます。
のどが渇いていなくても積極的に飲みましょう。
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日勤・夜勤フルタイム勤務が大変、ツラい、辞めたい、働き方を変えたい、他の働き方ができれば…と考えている方へ。
私は労働だけではない収入を得られるようになったことで、マイペースに看護師ができ、楽に生きられるようになりました。
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