「風邪ひいた…病院行こう」「転んで腕が痛い!!骨折?整形受診したい!!」
病院を受診するときって風邪から大きなけがなど、さまざま。
どこの病院に受診しようか迷うことはありませんか?
Contents
病院の種類と役割
クリニックや医院、診療所は地域の人々の病気や軽いけがの対応をします。病院は、診断・検査・手術・入院などの設備があります。また、手術や入院での治療が必要な重症患者や救急医療などに対応します。
病院の中にも大病院といわれる病院があります。
- 特定機能病院
- 一般病床(児童福祉法に規定する指定発達支援医療機関及び医療型障害児入所施設である一般病床は除く。)の数が500床以上の地域医療支援病院
大病院に紹介状なしで受診すると
紹介状とは
クリニックや医院、診療所で診察をうけたときに、医師が「大病院で診てもらったほうが良い」と判断した場合に紹介状を作成します。紹介状には病状が記載されています。
紹介状をもらった患者さんは、紹介状を持って大病院へ受診します。紹介状をもとに大病院の医師が診察をします。病院によっては事前に予約が必要な場合もあります。紹介状をクリニックや医院、診療所でもらったときに聞きましょう。(聞く前に説明してくれると思います!)
初診は5000円以上かかる!
大病院に紹介状なしで受診すると、診察料に加えて特別料金がかかります。初診の場合、金額は5,000円以上(歯科は3,000円以上)の病院が決めた額となります。
大病院から地域への紹介を拒んでも2500円以上かかる!
大病院にのどの痛みで受診、風邪のため薬が処方されました。
このように、大病院から紹介を受けても、患者が引き続き大病院の受診したい!という場合。特別料金として2,500円以上(歯科は1,500円以上)の病院が決めた額がかかることになります。
やむを得ない事情により特別料金がかからないケースも
緊急時などによりやむを得ない事情により特別料金がかからないケースもあります!
- 救急患者
- 国・地方の公費負担医療制度の受給対象者
- HIV患者(エイズ拠点病院における初・再診のみ)
- 自施設の他の診療科を受診している患者
- 医科と歯科との間で院内紹介された患者
- 救急医療事業、周産期事業等における休日夜間受診患者
- 特定健康診査、がん検診等の結果により精密検査受診の指示を受けた患者
- 外来受診から継続して入院した患者
- 地域に他に当該診療科を標榜する保険医療機関がなく、当該保険医療機関が外来診療を実質的に担っているような診療科を受診する患者
- 治験協力者である患者
- 災害により被害を受けた患者
- 労働災害、公務災害、交通事故、自費診療の患者
- その他、保険医療機関が当該保険医療機関を直接受診する必要性を特に認めた患者
引用:政府広報オンライン
なぜお金がかかるのか
クリニックや医院、診療所の役割を果たしたい!大病院へ初診に行く患者さんの数を減らしたいからです!
医療機関の役割、受診の理想
理想はクリニックや医院、診療所が地域の窓口として、患者さんの「体調が悪い…」に最初に対応。必要なときに大病院に受診するよう紹介するという連携をとると、「医療機関の役割」が機能します。
大病院へ紹介され適切な治療を受けた後、状態が安定していれば、「大病院に通院しなくてもかかりつけ医に通って良いですよ」と言われます。
その際、かかりつけ医に逆紹介いうかたちで、病状を書いた書類がもらえます。その書類をもってかかりつけ医を受診しましょう。かかりつけ医が書類を確認して診察、その後のフォローをしてくれます。
大病院へ初診で行くとお金以外にもデメリットが
実際、大病院に紹介状もなく初診からかかる患者さんは多いです。患者さんが多いとデメリットがたくさんあります。
患者さん側
- 待ち時間が長くなる
- 身体が疲れる
- イライラする
- ストレスがたまる
- 医療従事者にあたる
医療者側
- 次から次へと来る患者さんの対応
- 外来時間を過ぎても診察が終わらないことも
- イライラする
- ストレスがたまる
かかりつけ医を決めておこう!
自分の体調が悪い時にまず診てもらえる、身近な医師を決めておきましょう。
決めておくと医師も「いつもと違うな」という異変に気づきやすいです。
大病院受診が必要な際は紹介状を書いてもらえるし、紹介状を持って大病院に受診すれば初診料時の特別料金はかかりません。紹介状をもとに診察を受けられるので、大病院の医師の診察もスムーズになりやすいです。
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