健康

マインドフルネスって何?仏教が発祥、執着、悟り(さとり)とは

マインドフルネスという言葉を聞く機会はありませんか?

健康番組でも取り上げられるようになったマインドフルネス。「よく分からないな~」と思うこともありますよね。

今回はマインドフルネスの基となった、仏教についてお話しします。

マインドフルネスは仏教が発祥

仏教はブッダが開祖。ブッダは歴史上実在した人物です。

インドの北部、現在のネパールで紀元前5.6世紀ごろ、釈迦族の王のもとに生まれました。幼いころの名前はシッダルタと言います。

裕福な暮らしをしていたシッタルダ太子

シッダルタ太子は裕福な暮らしをしていましたが、ある時王である父親へ城の外へ出たいと言います。その理由は「悩みを解決するため」。悩みの内容は「老うこと」「病気になること」「死ぬこと」でした。

シッダルタ太子は国にとって大切な存在。父親からは「その悩みはさけられない。諦めて私の後を継いでほしい。」と言われました。城の外へ出ることは許されませんでした。

裕福な暮らしのなかでも悩みがあったんだね。

シッダルタ太子は勉学の才能、スポーツの才能もあり、国で一番の美女と結婚しました。周りからみると「すべてを手に入れた幸せな人」でした。

現実にショックを受け、出家

ある日、シッダルタ太子が目を覚ました時、昼間は美しく着飾って踊っていた女たちがみっともない様子で寝ていました。

シッダルタ太子は幻滅し「だまされた!これこそが真の姿だったんだ!私は何のために生まれてきたのか。」と馬に乗り、城から出ていってしまいました。さとりへの旅(出家)に出発したのです。このとき29歳でした。

きっかけ…!

城から出て行ったことに気が付いた王様はシッダルタ太子を捜索させました。ついに、捜索者がシッダルタ太子を発見できました。そしてシッダルタ太子に聞きました。

「今まで出家した人は、病気、老い、お金がない、家族を亡くしたという理由を聞きます。太子様はひとつもあてはまりません。若く、健康で、裕福、ご家族は健在。なぜ楽しみを捨ててさとりを求められるのでしょうか?」

シッダルタ太子は「お金も、地位も、名誉も今は楽しいと思っていても必ず衰え、ほろんでいくもの。快楽の陰には無常の響きがこもって不安を感じる。老いと病と死のために裏切られてしまうのだ」と言いました。

すべてを手に入れていたように見えた太子は、本当の満足を得ることはできないと感じていたのです。

そして捜索者は王様のもとへ戻り、シッダルタ太子とともに「修行へ出たい」と申し出て、一緒に修行に励むようになりました。

6年の苦行、さとり

6年の断食、呼吸の抑制、不眠など様々な苦行を行い、シッダルタ太子は痩せ細りました。骨と皮の状態です。この苦行ではシッダルタ太子の悩みは解決されませんでした。

35歳のとき、苦行に疲れたシッダルタは沐浴をして身体をきれいにし、スジャータという少女からもらった乳粥を食べました。元気が出てきたので木の下で瞑想をしました。

みなさんの身近にある、コーヒークリームのスジャータはこの少女が由来だよ。

この瞑想は今までの苦行時の瞑想と違い、楽しくスムーズにできました。瞑想は49日続きました。恵まれた生活と6年の苦行、この大きな差が悩みの解決につながりました。

「極端な生活は極端な考えや心を生み出してしまう」という気づきをきっかけに、ついに「さとり」を開きました。シッダルタ太子はブッダ(仏陀、さとりを開いた人)となったのです。

亡くなってから49日の法要はシッダルタがさとりを開くまでの瞑想した日数が由来。人は亡くなってから49日後にさとって仏様になり、あの世に旅立つという意味があるんだって。

 

さとりとは

諸行無常(しょぎょうむじょう)

世の中のあらゆるできごとや物質は常に変化し、お互いに影響を与える相互関係にあります。変わらないものや絶対的なものは存在しません。

しかし私たちはお金や名誉、地位、人間関係や自分の身体、さまざまな自分を取り巻く環境に対して不変をのぞみます。これを「執着」といいます。シッダルタ太子は執着こそが悩みの正体と気づきました。

現代では断捨離やミニマリストがこの考えに基づいているね!

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諸法無我(しょほうむが)

自然環境はそれぞれの命が影響を与えあう、絶妙なバランスの上に成り立っています。世の中もすべてがお互いに影響を与え合って存在しています。

「自分は主体的な自己として存在するものではなく、互いに影響を与え合う関係性の上に生かされているに過ぎない」と考えました。

 

心が安定した状態に

諸行無常、諸法無我を理解し、身につけ、世の中を見ることができれば、心が安定した状態になる。これが仏教の目指すさとりの境地です。

ブッダはさとりの内容を一緒に修行した5人にのみに伝えました。その後45年間、各地方へ教えを説いて回りました。80歳のときに亡くなりました。その後も弟子たちは教えを説きました。

説教という言葉の由来は、この「教えを説く」に由来しているよ!

 

ブッダって哲学者?

ブッダが悟りを開いて説教したことは、苦しみの対処の方法、心が安定した状態にするにはどうするかということです。ブッダの生い立ちを知ると哲学者かと考えます。

ブッダの弟子やその弟子からブッダの教えを学んだ者たちが、ブッダを人間を超越した存在にし宗教となりました。

このブッダのさとりが派生し、マインドフルネスが生まれました。

ブッダの考えを哲学としてとらえて実践することを「仏陀主義=ブディズム」と言います。

今回はマインドフルネスの発祥である仏教、シッダルタの生い立ちについてお話ししました。マインドフルネスの続きをお楽しみに!

 

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はるか
三次救急病院の病棟7年勤務、現役訪問看護師。看護学生を乗り越え、三次救急の病棟に就職。業務に追われてあっという間に7年経過。新たなステップアップのため訪問看護へ転職。はじめは戸惑いが多かったけど、楽しい日々をおくる。生と死に向き合ってきた今までを振り返り、 限りある命、人生、時間をどこに投資するか考えさせられる。「人生とは投資であり、投資とは人生である。」訪問のお仕事、看護について、健康など日々学んだことや投資を記事にしています。