健康

救急車を呼ぶとき~救える命がある~

外で誰かが気を失っていたら…

家族の様子がおかしい!病院に行きたいけど動かない!動かせない!

こんな時は救急車です。

救急車ってどう電話したら良いのでしょうか??

救急車の呼び方

「119」へ電話です。

火事ですか?救急車ですか?

救急です。

住所はどこですか?

屋外にいるときに住所が分からない!

そんなときは自販機に「住所表示ステッカー」があります。

これは「携帯電話の普及に伴って、緊急事態を発見しても通報者が今いる住所が分からないため伝えられない」事例が増えたことから、全国消防庁会から自販機業界に「自販機の住所表示」の依頼がきたことがきっかけです。自販機業界では社会インフラとして貢献できる方法を検討し、屋外に設置されている飲料自販機に「住所表示ステッカー」を貼付する活動を2005年1月から行っています。

引用:自販機清涼飲料水Q&A/知る・学ぶ/全清飲

自販機がない場合は近くの人に携帯電話で地図を起動してもらい、住所を伝えましょう!

家族などが倒れた場合

誰がどうしましたか?

例)祖父が倒れました。

意識・呼吸・出血はありますか?

例)意識はありますが受け答えがおかしいです。呼吸はしています。身体が動きません。出血はありません。

今までにかかった病気はありますか?

例)脳梗塞です。

かかりつけの病院はありますか?

例)○○病院にかかっています。

あなたの名前と電話番号を教えてください。

△△△△です。電話番号は×××‐××××‐××××です。

救急車が到着するまでに、救急隊員から電話がかかってくることもあります。携帯電話やスマートフォンからかけた場合はGPS機能をONにしましょう。正確・迅速に場所の特定ができます。

(経験談)実際、救急隊員から詳細確認の折り返しの電話がありました。

救急車が見えたら手を振って合図。可能な限り、救急車を誘導してください。

外で知らない人が倒れている、意識がない

1.反応の確認

肩をたたき「大丈夫ですか!」と意識を確認します。

2.意識が無ければ応援を呼ぶ

大きな声で応援を呼びましょう。
「119番お願いします!」「AEDを持ってきてください!」

3.呼吸を確認する

呼吸をしていない、呼吸をしているが弱い、呼吸をしているか分からない、心臓マッサージをします!

このようなところに遭遇したら、人の壁をつくってください。野次馬が集り、勝手にSNSにあげられ、悲しいことがあります…。

4.心臓マッサージ(胸骨圧迫)をする

倒れている人の胸の真ん中に手のかかとの部分を重ねてのせ(下側がパー、上側はグーでパーの間の指に重ねる)肘を伸ばしたまま真上から強く(胸が約5センチ沈むまで)押す。圧迫を繰り返すとき、手を胸から離さないように。1分間に100~120回のリズムで強く押します。

アンパンマンマーチのリズムが1分間に100~120回の目安と言われています!

5.AED到着

AEDの電源を入れます。

AEDの準備は胸骨圧迫していない人がしましょう。AED準備中も胸骨圧迫は続けてください!胸骨圧迫は体力を消耗するので、十分にできなくなることもあります。同じ人がずっとするよりも、交代して続けた方が効果的です。

6.パッドを装着

衣類を脱がせ、パッドの書かれている絵の位置に装着します。

7.解析と電気ショック

AEDが心電図の解析を行います。
ショックが必要と判断されたら、ショックボタンを押して電気ショックを実行します。

析中やショック実行時は、倒れている人に触れないでください!

8.胸骨圧迫

胸骨圧迫を再開します。
倒れている人に反応が現れるか、救急隊が到着するまで7.8を続けます。

 

そんなときの救急車の呼び方

最初は上記の救急車の呼び方と一緒です。

誰がどうしましたか?

例)高齢の女性が倒れています!

意識・呼吸・出血はありますか?

例)心臓マッサージをしています!

あとは名前と電話番号を伝え、救急車の到着を待ちます。

知識があるだけで救える命はあります!

救急車はタクシーじゃない

救急車はとても身体の状態が悪い人を搬送します。

救急のプロ、救急隊員が状態を確認し病院へ搬送してくださいます。

自分で病院受診ができる人、家族の付き添いで自家用車やタクシーで病院受診できる人は、救急車を呼ばなくても大丈夫

そのような人が救急車を呼び、救急車が対応している間に、「とても身体の状態が悪い人」が命を落とすこともあります。

まずはみなさんが病院に行けるのか、行けないのかの判断が必要です。

みなさまのご協力をお願いします!

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ABOUT ME
はるか
訪問看護パートで週3日+副業で生活しているナース。 看護学生卒業後は三次救急の病院に就職。 フルタイムで働き心身共に疲弊する生活に疑問を抱きながら 「家族のために、患者さんのために、職場のために」 と思い日々頑張っていました。 「幸せってなんだろう。自分のために生きたい。」 と思い、働き方をガラッと変え副業を始めました。 私は今、生活にも時間にもゆとりがあり、毎日幸せを実感しながら日々過ごしています。 パート+副業の経緯や私がどんな生活をしているのか、詳しいプロフィールはURLをクリックすると見ることができます☆
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